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立川市の無門庭園での家族葬の施行例２

　平成24年1月会葬者7名の葬儀・告別式に立会いました。

Ａ式場を利用してのご葬儀で、正面の祭壇にはお元気だったころのお母様のお写真が飾られていました。

「母のイメージはこの頃のものだと思って…」とのことでそのお写真を遺影写真にお選びになったそうです。

喪主を務められたご長女様は、おひとりで全てを決めなくてはならない状況にあり、事前のご相談では、お母様がお元気なうちにご自身のご葬儀のことで色々とお調べになっていたことなどがあり、ご自身のご意向とは少し違う点をどうしたらよいのかと迷われていました。

ご会葬の人数や、交通の便、ご葬儀後のことなどを含めてお考えになった結果、ご自身でやれる範囲でということになり、センターや葬儀社からの提案にあった、交通の便がよく、ご会葬の人数に合う広さの式場である無門庭園でのご葬儀に決められました。

式場は程よい広さで、入って正面に祭壇、右手にはテーブルといすが用意されていました。ご葬儀は司会による進行ではなく、お寺様と葬儀社の女性スタッフにより進められ、故人様とご遺族の距離が近いせいか、とてもアットホームな感じのあるご葬儀でした。

お花入れの際には、葬儀社のスタッフがバタバタすることなく、祭壇の花を丁寧にお盆に移し、皆様でお母様を囲み、ゆったりとお棺の中にお花を入れているのがとても印象的でした。

後日、喪主を務められた長女様から、「母の葬儀は良かったと思っています。いろいろあると思いますが、やれる範囲でやるしかないと思っています。」とのご連絡をいただき、私も心から良かったと思いました。

（葬儀立会い/あさがおアドバイザー・松本明子）

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