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無宗教の葬儀

  • 無宗教葬を望む人は多くなってきているが、現状での葬儀全体に占める施行割合は数パーセントしかありません。
  • 無宗教葬にするのに、菩提寺がある場合や、家族や親族から反発が予想される場合は、事前によく相談しておくことが大事です。
  • 無宗教の葬儀は特定の形式がなく自由ではあるが、自由であるがゆえの難しさがつきまといます。
  • 無宗教葬に慣れている葬儀社は少ないので、無宗教の葬儀を得意としている葬儀社に依頼することが大事です。

無宗教の葬儀への要望は多いが、施行の割合はまだまだ少ない

宗教世論調査 無宗教葬にはこれといった決まりがあるわけではありません。一般的には、焼香の変わりに献花を行い、祭壇は白木ではなく生花でつくり、遺影を飾り、音楽を流すことが多いようです。
無宗教葬への要望は非常に多くなってきています。2005年8月に行われた読売新聞の「宗教」世論調査によりますと、 「自分の葬式は無宗教にして欲しい」と望む人は40%に達し、中でも大都市では実に50%を占めています。1998年に行われた同調査で「葬式が形式化してあまり意味がないので、宗教にかかわりなく行うほうがよい」という人が12%だけだったので、いかに、ここ数年の変化が激しいかおわかりいただけると思います。
仏式の葬儀に違和感を持つ人や宗教団体に対する批判の高まりが、この数字の背景にあるというところでしょうか。
無宗教の葬儀が増えてはきていますが、前ページで見たように、全体の割合からすれば、まだまだ少ないのが現状です。

無宗教葬にするために考慮すること

 故人が生前に無宗教の葬儀を望んだ場合などは、それを叶えてあげたいというのが人情ですし、葬儀もそれに従うのがよいと思われます。しかし、少なくとも次の2つのことには注意しておく必要があります。この調整をしないと結局、仏式の葬儀ということになってしまうかもしれません。

菩提寺がある場合の調整

  菩提寺がある場合に、お寺選びを間違えると納骨ができなくなることがあると「仏式の葬儀」のところで見てきましたが、このことは、そのまま、無宗教の葬儀をしたときにも当てはまります。つまり、菩提寺から戒名をもらわないと納骨させてもらえないということです。菩提寺である寺院墓地は檀家制度によって寺院を維持している宗教集団なので、檀家になることが条件で納骨できるというわけです。菩提寺があってなおかつ無宗教で葬儀をしたいという場合には、事前に菩提寺とよく話し合われることが大事です。
菩提寺ではなくて、公営墓地や宗教不問の民間墓地であれば何の問題もおきません。

家族・親族の同意

  無宗教葬をスムーズに行うために、家族や親族筋の同意を事前に取り付けておくことも大事です。そうしないと、現状では無宗教葬は広く一般に行われているものではないので、反発や感情的なしこりを残さないとも限りません。特に、菩提寺があるような場合、「うちでは代々あの菩提寺に来てもらって葬儀をしている。このような葬儀は認めない」という親戚がでてこないとも限りません。いずれにしても、菩提寺だけでなく、家族・親族で事前によく相談しておく必要があります。
現状において、あまり多くないこと(無宗教葬)をやろうとすれば、それなりに労力が必要になると思ったほうがいいでしょう。このことは、上記の2つをクリアしたとしても、下記に述べるように式の構成・進行もよく考えておいたほうがいいからです。

無宗教の葬儀は自由であるが、自由であるがゆえに難しい

 無宗教葬は自由葬とも呼ばれるように、特定の形式はありません。形式がないということは、形式を作らないといけないということです。仏式のように決まった形式でもって時間が流れてはくれません。形式を作るには、それなりのエネルギーが必要です。
一般的には、焼香の変わりに献花を行い、祭壇は白木ではなく生花でつくり、遺影を飾り、音楽を流すことが多いようです。それにしても、どのようにしたいのか明確にしておかないと、しまりのない式になってしまい、会葬者を困惑させてしまうかもしれません。
故人をどのような形で送るのか、故人を送る気持ちをどのような形で表現すればいいのか、など事前によくイメージを考えておくことが必要です。

無宗教葬に慣れている葬儀社は少ない

 葬儀全体に占める無宗教葬の施行割合が少ないということは、無宗教葬に慣れている葬儀社も当然少ないということです。よりよい無宗教葬にするためには、無宗教葬を得意としているところに依頼することが大事です。そうしたところでは、依頼者の無宗教葬のイメージを喚起するように様々な提案をしてくれ、また、会葬者を困惑させない式で進行してくれるはずです。

(あえてわかりやすく、メリット・デメリットにしてみますと)
メリット
  • 故人の趣味や職業などを活かした印象深い葬儀ができる。
  • 家族間などで宗教対立があるような場合によい。
  • 宗教者への謝礼が不要。
デメリット
  • 親族などの理解が必要。
  • 伝統的な式に慣れている人には違和感がある。
  • 会館が絞られる場合がある。
  • 他のどの形態よりも、慣れている葬儀社であることが望ましい。たとえば、小規模だと葬儀社によっては式にしまりがなくなる場合がでてくる。

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