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朝霞市斎場の家族葬での施行例２

　平成24年2月会葬者16名の葬儀・告別式に立会いました。

ご葬儀は入院中のお父様の具合が悪く、すでにお父様のご兄弟もいらっしゃらないので家族と身内10名だけで万が一の時はお見送りしたい旨のお電話をいただいた1ヵ月後でした。

依頼者の方からは朝霞市に住居を構えて日が浅く、地元のことはよく分らないが、葬儀は市営の斎場で予算を抑えたいとのご要望をいただきましたので、朝霞市の指定委託葬儀社に指定されている当センターの賛同社に見積りをお願いしました。

　朝霞市では市民のための葬祭制度として、指定委託葬儀社を利用されて市内でご葬儀を行った場合には、申請すると4万円ほどの補助金が下り、霊柩車の貸し出しでの得点がありますので、これを利用させていただきました。

喪主の方はお身内だけで執り行う旨をご自身の会社関係者に連絡されていましたが、開式間際に会社の方がお揃いで急に6名様ほどお見えになられたのには、はじめ戸惑いを隠しきれないご様子でした。

しかし、当日の受付は形だけのものでしたが、葬儀社のベテラン担当者は間髪を入れず、何事もなかったかのようにご香典を受け、返礼品とお礼状をお渡ししていました。

　そのタイミングのよさに、喪主の方もほっと一安心されたのか、それをきっかけにこれから始まるご葬儀の主としての気持ちに切り替えられたようでした。

ご葬儀ではちょっとした出来事にも気持が左右されてしまいがちですが、時として担当者の臨機応変な気配りが功を奏すこともあるようです。

（斎場案内・葬儀立会い/あさがおアドバイザー・松山悦子）

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