1. あさがおのお葬式トップへ
  2. 葬儀一般
  3. 葬儀の種類
  4. 市民葬・区民葬

市民葬・区民葬にする注意点

市民葬・区民葬は、祭壇・棺などの規格料金のことで、行政が実際の葬儀に直接関与するものではありません。市民葬・区民葬の規格料金は、葬儀全体にかかる費用の一部分です。葬儀費用のどこの部分をカバーするものなのかを理解しておくことは極めて重要です。市民葬・区民葬を利用するにしても、葬儀社選びは必要になります。

市民葬・区民葬の制度は多くの自治体で採用

市民葬・区民葬は、区民、市民の葬儀にかかる経費負担の軽減を図るためのもので、対応地域の住民であればどなたでも利用することができる制度です。

地域によって規格の範囲や金額の差はありますが、費用を抑えるための規格であることからその内容は質素なものになることが多いようです。しかし、低価格である上に、料金が決まっているという部分での安心感はあるかもしれません。

申し込みは死亡届提出の際に役所で受け付けますが、費用をはじめ、実際の葬儀の施行や対応への行政の関与は一切ありません。葬儀については対応する葬儀社へ任せることになります。

市民葬・区民葬でカバーしている範囲

市民葬・区民葬でカバーしている範囲とは、地域によってその内容は異なりますが、おおむね祭壇・お棺・幕・受付関連であることが多いようです。東京23区では火葬料や骨壷などの減額にも対応しています。

ただし、葬儀はそれだけで行なえるものではありません

市民葬・区民葬でカバーしている部分以外は全てオプションになり、別途費用が発生することになります。そして、このオプションについては、ご依頼者の状況によって必要なもの、不要なものや、選ぶものや人数によって費用が変わるもの、また、葬儀社によって同じものでも設定価格が違うものなどが加わるため、料金が決まっている市民葬・区民葬での葬儀を行なっても、ご依頼者の環境や頼む葬儀社によって費用が大きく変わることもあり得るのです。

市民葬・区民葬ならどこの葬儀社に依頼しても同じか

市民葬・区民葬は各地域の市民葬・区民葬取扱店のみが対応できる制度で、役所やホームページなどに対応葬儀社の一覧がありますが、上記で述べたように、その中のどの葬儀社に依頼しても費用が同じというわけではありません

また、対応面なども当然異なるものとなりますので依頼する葬儀社によってご葬儀における満足度が違ってくる可能性もあります。

お時間があるような場合には、できれば複数の葬儀社に同じ条件で、葬儀にかかる総額での見積りを出してもらったうえでご検討して頂き、また、取扱店以外でも、市民葬・区民葬も考慮しているということを伝えたうえで見積りを作ってもらう事も比較する上では有効かと思います。

市民葬・区民葬でも葬儀社選びは大事

市民葬・区民葬を利用するにあたっても、葬儀社を選ぶことは重要です。なぜなら、祭壇部分などの規格料金は同じでも、ご依頼者側の状況や環境、ご要望がさまざまであると同時に、対応する葬儀社側もまた、対応がさまざまだからです。そのほかの部分の料金設定もさることながら、特に、担当者の対応に関しては、満足度の高い葬儀を執り行う上では大切な要素になると思います。

当センターでの市民葬・区民葬サポート相談事例を検索